校長挨拶
  宮城県中新田高等学校    校長 早川 健次  

 

 本校は、昭和48年(1973年)4月1日に宮城県加美農業高等学校から普通科と商業科を分離・独立して設立され、昨年度創立50周年を迎えた、主体的に地域に貢献できる人材を育成している学校です。これまで7千500人を超える同窓生を輩出しており、多くの同窓生が、県内はもちろん、全国各地で活躍し、様々な分野で社会に貢献しています。

 さらに、創立100周年に向け、先進的な取組にもチャレンジしております。近年の社会情勢の大きな変革の波は、学校教育にも押し寄せてきており、今後、学校教育で積極的に導入されるであろう、遠隔授業や地域との連携を重視したコミュニティスクールなどへの挑戦に加え、文部科学省が提唱している普通科改革の取組として、令和6年度に、「新時代に対応した高等学校改革推進事業(普通科改革支援事業)」に全国で7校のうちの1校として指定され、本県教育の牽引役として動き始めております。

 本校では、「自主・誠実・協和」を校訓として教育活動に取り組み、本校で学ぶ現在の生徒たちは、先輩や後輩、そして同級生との深い関係性をベースに、3年間の学びによって、社会で活躍するための基礎力を培い、自己の可能性を追求しながら、豊かな人間性を育んでいます。

 今春も73名の新入生を迎えました。歴史と実績を踏まえつつ、次の時代の創造者として、この学び舎において、学習活動はもちろん、特別活動や部活動等に充実した学校生活を送り、ともに切磋琢磨しつつ成長していくことを期待しています。

 引き続き、校訓のもとに地域に根ざした社会貢献できる人材育成をしていくこと、混沌とした社会情勢を打ち破る変革者になり得る人材を育成していくことが、本校の務めと考えています。

 これからも地域の皆様をはじめとする県民の皆様、同窓生の皆様の変わらぬご支援とご協力をお願い申し上げます。